神戸で暮らすことにしました。
こんにちは。
2018年5月末で東京を離れて、神戸に住むことにしました。
4月中にひっそりおうちも決めてきました。陽がたっぷりで広い、住みやすそうなところ。年4回もだんじりをやる地域のようです。
(Find47より。兵庫県・黒滝というところのようです、きれい。)
どんな暮らしになるの?
神戸に行っても、いまの会社に所属したまんまです。神戸からリモートで働いて、たまに東京に来る感じになると思います。大好きな広島カープの本拠地に近くなるので、後半戦はスタジアム観戦にいけるのでは...!!
妻も一緒に関西にいくので、大学のときの皆さんなど仲良くしてください。
そもそもなんでよ?
東京という街以外でも暮らしていけるようになりたいし、ならなきゃいけんなと思ったのが最初です。
--ここからはポエムなので読み飛ばして頂いてOKです--
新卒の時からずっと暮らしてきたのは東京だし、働く上でコミュニケーションをとる人もだいたい「そこそこ同質性の高い都市人」という感じだし、まぁ楽なんですよね。仕事とかの負荷はもちろん高かったりするんですが、「利益あげるべし」「とにかく労働すべし」みたいな同じ前提を職場でも消費・サービスの場でも共有している/されている感じ。一方で、この前提ってそんなに当たり前のものじゃないと最近よく感じます。
コンサル会社で働いているとき、周りにいるのは1を言えば20くらいわかってくれる人たちでかつみんな勝手に死ぬほど働くので、ある種の心地よさがありつつ、とはいえ外に出てみると、そこでしていたコミュニケーションや働き方って「論点ベース」「成果こそすべて」みたいな価値観に基づいたいくぶん偏ったものだったんだと(やっと)気づいて苦労したりしました。それ以来、ハードウェア・ソフトウェアのエンジニアさんやいろんなデザイナーさんと一緒に働いてきて、背景・前提からぜんぜん違う人と働くって(大変だけど)楽しいなぁと感じている日々です。
で、↑みたいなことって、働く企業だけじゃなくて、働く場所についても言えるとおもっていて、東京だけで働いてきた人、あるいはおっきな都市だけで働いている人よりも、地方の工場上がりだったり、東南アジア現法で長らく働いている人が不思議な魅力を持ってると感じること、あると思います。
たしかに、短期的には東京に「雇用」はたくさんあるわけですが、「雇用」と「働く」ってことはイコールではないし、今の会社をクビになったとしてもまぁ何となるだろうと思ったりします。働くってそんなにハードルの高いことだろうか。
"消費"という視点でも"体験"という視点でも"生産"という視点でも、こんだけWebが発達した社会で、リアルな意味での都市が持つ意味は相対的に減っていっていいはずだし、シリコンバレーだったり渋谷だったり、時代の先端を自称する人たちが集まる場所が都市だから、みたいな言説はあるものの、多様性を主張しつつ一枚皮をめくるとやたらと同質性が高くて排他的な空間に私には馴染めないわけです。 スタートアップかくあるべし、みたいなやつも同様です。
プロダクト企画・デザインに関わる身としては、そんな偏った価値観の世界に身を浸していたくないな、と思っています。
さらには、この自然災害多発国・日本で、いつ東京っていう街がばらばらになるかわからないわけですし、この街でしか暮らせないっていうのは単純にリスクだと思ったりもします。
--ポエム以上--
神戸 Why?
- 大学の時に住んでいたのが神戸で妻と出会ったのも神戸なので、もとから大好きな街なこと
- 海も山もあって瀬戸内も近いので、ハッピーに暮らすための自然インフラが整っていること*1
- 医療産業都市としてブランドを立てているので、いい出会いがあるかもなと思ったこと
- 私と似たスキルセット・キャリアバックグラウンドの人は東京・大阪に多そうなので神戸だとよくわからない競争をしなくて良さそうなこと
良さそうじゃん
そうでしょ。やっちゃいましょう。
自分の人生なんだから。自分の人生の運転席には自分が座っているべきで、さらには他人や会社の人生の運転席には別の人が座っているんだから、変な責任感など捨てて。
ピーター・ティールも言ってました。
きみは自分の人生の起業家である:自分の人生に優先順位をつけるのはきみだ。
自分の人生をどうやってはじめるのかという根本的な決定を下す自由は、きみの手の中にある。
(トーマス・ラッポルト『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』より)
関係各位に業務連絡
- 「ちょっと話しましょう」みたいなのはOnline/Chatになると思うのでご容赦ください
- 月1~2回は東京にも来るので、そのときにはお茶でもいきましょう
- 神戸にお越しの際にはぜひぜひお知らせください(応えられなかったらごめんなさい
身勝手なお願い
引っ越し初期費用でお財布が空になってしまった我が家にぜひご支援のほど。。いつかかならず恩返しさせていただきますゆえ。
*1:妻と一緒に自転車で瀬戸内をわたるのが喫緊のお楽しみごとのひとつ